兜梅の再生剪定
3月3日(開花後)に能子樹木医と一緒に、剪定などの樹勢回復作業に延慶寺さんに出張しました。考えていたよりも兜梅は枯れ枝が多く発生しており、それだけ根腐れ(後遺症)が深刻だったことが判りました。そこには天草地方の植栽基盤を改良する困難さがあります。さらに環境悪化による新梢の生育に異常があり天狗巣病(?)みたいな捻じれ枝が多数発生しており、診断以上に衰弱していることに気づかされました。雨水排水は良好で安心しましたが、停滞水が発生しないように再度のエア-スコップ作業です。
今の兜梅は根力が弱く細根量が少ないので強剪定・切詰め剪定は控え、青軸芽を少し残して根量を増やすことを優先です。新芽が元気に伸びて葉量を確保して樹勢回復へと繋がるように細心の観察をします。剪定後は切り口に殺菌剤塗布、全体にベンレ-ト水和剤・コ-テイング剤を散布して今日は終了です。