カイヅカイブキとの再会


羽田空港のカイヅカイブキは、当社圃場(菊池市)より30年前に出荷した苗です。今も元気にお役に立っているので嬉しくもあり懐かしい思いもあります。

クスノキ炭疸病(横浜市内)


山下公園の付近の街路樹で、強剪定が罹病の引き金です。

「よしの百年桜」の芽接ぎ

平成29年9月27日に芳野小学校で、「よしの百年桜」の芽接ぎを昨年に続いて指導しました。当日はあいにくの雨天でしたが、まず「百年桜」の経過と診断を今村能子(樹木医・社長)が報告し、その後に地元農家(芳野小OBで杉本さんら)の方達と一緒にオオシマザクラ苗に百年桜の芽接ぎ作業をしました。この苗は来年3月に熊本地震で被災した阿蘇市の小学校に復興と友好のシンボルツリーとして贈呈する計画です。

「桜の授業」風景

「桜の授業」風景

「よしの百年桜」の穂木採集

「よしの百年桜」の穂木採集

熊本日日新聞9月28日朝刊に掲載されました。

熊本日日新聞9月28日朝刊に掲載されました。

大江小学校の「ほほえみの会」

平成29年9月2日(土)に「ほほえみの会」おおえのき100年プロゼクトが開催されました。この会は倒木した大エノキやカタルパをとおして命の大切さを理解してその命をつなぐことを目標としています。子供たちにできることを皆で話し合いました。

参加者は約600名で、熱心な態度に感心しました。

式次第

式次第

校長先生のご挨拶

校長先生のご挨拶

父兄(保護者)の皆様にお礼しました

父兄(保護者)の皆様にお礼しました

感謝状をいただきました。光栄ですね。

感謝状をいただきました。光栄ですね。

大エノキの2世を大切に!!

大エノキの2世を大切に!!

カタルパの復旧を見つめる父兄会

カタルパの復旧を見つめる父兄会

吉無田高原へ

ノリウツギ (ユキノシタ科)

ノリウツギ (ユキノシタ科)

ゴンズイ(ミツバウツギ科)

ゴンズイ(ミツバウツギ科)

サンショウ(ミカン科)

サンショウ(ミカン科)

カラスサンショウ(ミカン科)

カラスサンショウ(ミカン科)

「寂心さんの大樟」の暗渠排水について

写真-1 7/3 PM

写真-1 7/3 PM

写真-2 7/4 AM

写真-2 7/4 AM

写真-3 集水枡の状況 7/3

写真-3 集水枡の状況 7/3

平成29年7月3日は台風3号の影響で降水量が50mm/日以上あり、すり鉢状態の根域では雨水で満杯に近い状態(写真-1)でしたが翌日(7月4日)には停滞水はほとんど下層に浸透(写真-2)して消滅しています。これは土壌の暗渠排水構造が良好に機能しており集水枡へ流入(写真-3)しているからです。

大江小学校でカタルパの取材を受けました

カタルパ(アメリカキササゲ)の新芽が伸び始めて一安心です。
平成29年8月7日に大江小学校で、RKKラジオの取材中。

RKKラジオ ラジオのタマゴの番組内で、樹木医の仕事などの質問を受けました。
担当は美人ミミーキャスターの岡本結季(左)さんと津田ひかる(右)さんでした!!

カタルパ倒木 大江小学校

熊本市立大江小学校のシンボルツリ-として大切にされていたカタルパ(アメリカキササゲ)が台風3号で7月4日の午前9時40分ごろに倒木しました。7月8日(土)に復元(引き起こし)を実施する予定でしたが、大雨の影響で13tクレーン車がグランドに入場できないとの判断で延期して、7月15日に無事施工できました。 倒木の主な原因として強い風圧は当然ですが、植栽されていた場所が根腐れ(排水不良)状態であり根量が疎であったことも確認できました。掘削の際に溝(どぶ)の悪臭が発散していましたので対策も早めに講じなければなりません。幸いなことに剪定後に新芽(写真-1)が発生しておりカタルパの生命力の強さを実感しましたが、これからの養生管理が重要です。

このカタルパさんは、徳富記念園にある2世の挿し木でクロ-ン(分身)です。明治13年1月にアメリカ(オハイヨ州)から新島襄に送られて来日し、同年11月に徳富蘇峰に贈られた種子の子供になります。昭和62年4月に、野水館長(当時)が2世の枝を挿し木していた苗を大江小学校へ贈り、記念植栽したと伝えられている。

写真-1 新芽

熊本県指定天然記念物「寂心さんの大樟」の報告

平成29年7月3日に熊本県・市の文化財委員会が現地で開催されました。熊本大学名誉教授の内野先生、東海大学教授の長野先生、地元の区長さんらで「寂心さんの大樟」の樹勢回復工事を詳しく検証し、昨年より葉量・葉色・葉形が回復している兆しがあり、樹勢の回復が確認されました。そのことが熊本日日新聞に掲載されました。

熊本日日新聞 2017・7・4 朝刊

熊本日日新聞 2017・7・4 朝刊

2017・7・3 樹冠撮影・高所診断中

2017・7・3 樹冠撮影・高所診断中

クスノキ熱中症タイプによる枯死の一例

熊本市北区楠地内の市道街路樹で枯死したクスノキは根元がコンテナ状態(鉢植え)で乾燥しやすく植栽基盤が劣悪だったことが大きな原因です。これらはクスノキ炭疸病による病死が原因ではありません。

写真-1

写真-1

写真-2

写真-2

写真-3

写真-3

このクスノキ街路樹は、2年前の5月下旬に強剪定され、萌芽枝がクスノキ炭疸病に罹病して枝枯れしていました。クスノキ炭疸病については、樹木診断研究会が指導して再生緑化(写真-6)できました。

写真-4

写真-4

写真-5

写真-5

平成29年4月 再生緑化

平成29年4月 再生緑化 写真-6