樹木医ブログ
阿蘇の大モミジ
「寂心さんの樟」への期待
珍しい花です!!
トウオガタマノキ(モクレン科)はバナナの匂いがします。紅花種は珍しい。
御代の栄は、ヒラドツツジの白妙とアザレヤの王冠を交配して作出された園芸品種です。
九州地方で「ヨドガワ」と呼ばれる大輪の赤い花のツツジは、今では「ヒラドツツジ」と改称されています。「ヨドガワ」の名前の由来は大阪の淀川の流域に自生していた物を植木市場(久留米市)に持ち込み、それを地名で呼んだからと言われています。このツツジ類はモチツジが多く、西日本海のキシツツジや沖縄地方のケラマツツジなども拡大して呼ばれ始めました。昭和30年代後半に田村輝夫博士が平戸島のツツジ類を学術研究して、その変異の豊かさに驚き、「花が大輪で園芸的価値の高い常緑性のツツジ類」をヒラドツツジと命名されました。
熊本地震で移植した阿蘇の大モミジに新葉が出ました! 他:寂心さんの若葉、カスミ桜
熊本地震の震災による国道57号線の北回りバイパス工事で、阿蘇出口トンネルの延長線上にある大モミジの移植工事です。1月に移植した大モミジに新葉が出はじめており、これからも乾燥させないように養生管理をする予定です。阿蘇市車帰り水源地内。
樹高12.0m、枝幅15.0mで幹周は約2.6mの2本立ちです。総重量は浅鉢(直径3.0m)だったので12tでした。今回の新葉は樹体内のエネルギーで発生していますのでまだまだ観察が必要です。
寂心さんも若葉のころです。立入り禁止が解除されました。
カスミ桜が満開でした。
球磨郡相良村四浦の山中で、2年前に東京大学名誉教授の大場秀章氏が確認されました。開花時期が遅く、花に微毛があり、葉裏が輝いているのが特徴です。九州では珍しい桜です。
大江小学校の大エノキの根に発生している、ニワタケ(腐朽菌)。
熊本市内のサクラ
熊本県指定天然記念物「池尻の唐傘松」
南阿蘇村の「観音桜」と「一心行の大桜」
観音桜は牧野の斜面に植栽されています。植栽基盤が浅く樹勢の衰弱が起こりやすいのが難点です。地元の人々で養生中です。
一心行の大桜は樹種がまだ未確定で、ツクシヤマザクラという説も有力ですが、自生種は不知火(宇城市)周辺にはまだ発見されません。私の仮説は、戦死した峯氏の長男が帰依し了順和尚として1636年に帰郷した途中に吉野山(奈良)に立ち寄り、桜苗(実生)を買って持ち帰った可能性があります。この奉納苗はエドヒガン・ヤマザクラ・オオシマザクラ・カスミザクラなどが自然交配された種苗であり「一心行の大桜」の特徴や整合性はあると考えます。