大智禅師(1290-1367)を訪ねて・・石川県白山市 6月22日
1330年頃に菊池一族が大智禅師(坐像)を招聘。禅師が祇陀寺を去るときに挿し木した杉が御仏供杉(おぼけすぎ・おぶくすぎ)国指定天然記念物です。樹齢約700年!
大智禅師が菊池へ行くときに、墨染桜(菊池)を持参した可能性がありますが、親株は樹齢150年位で疑問があります。菊池14代の武人公(寂照)が1368年頃に詠われた詩は残されていますが、墨染桜はオオシマ桜系統で園芸価値の高い品種で調査中です。
1330年頃に菊池一族が大智禅師(坐像)を招聘。禅師が祇陀寺を去るときに挿し木した杉が御仏供杉(おぼけすぎ・おぶくすぎ)国指定天然記念物です。樹齢約700年!
大智禅師が菊池へ行くときに、墨染桜(菊池)を持参した可能性がありますが、親株は樹齢150年位で疑問があります。菊池14代の武人公(寂照)が1368年頃に詠われた詩は残されていますが、墨染桜はオオシマ桜系統で園芸価値の高い品種で調査中です。
九州の山地で、標高1000m前後から自生しており、低山ではヤマツツジとの交雑種があります。花の特徴としては、花弁に斑点(ブロッチ)がありません。市房山(1722m)には地層が古いので自生はなく、その替わりにコメツツジ・ツクシアケボノツツジがあります。
徳富記念園のアメリカキササゲ(ノウゼンカズラ科)の花が例年より少し遅く
咲き始めました。大型の花弁が波を打つような花形で豪華さを感じさせ芳香も漂うなど清楚で癒し系のシンボルツリーです。
このカタルパは、北アメリカ原産で明治13年11月27日に新島譲から徳富蘇峰に贈られた種子を育成したものです。日本最古のカタルパは新宿御苑(東京)で明治7年に栽培された記録があります(新宿御苑 金井利彦1980年)。
最近になって分った事ですが、津田仙(津田梅子の父)は明治9年から農業雑誌を創刊し、明治25年~26年までカタルパの苗を1本5銭から10銭で通信販売していました。このときの苗が、国内で巨樹・老木に生長している可能性があると思われます。農業雑誌での広告では、オハヨ梓(原名カタルパ)として販売していました。その解説文は、其葉大にして成長迅速で殆ど桐樹と伯仲し庭園に植えて装飾となすべく、又路傍並樹に適す。其花美しく艶やかで何回も見れる。其の材は永く腐朽することがないので鉄道の枕木及び電信柱などに最適である。
オハヨ梓(カタルパ)とはオハイヨ州(アメリカ)で種子を採集した産地名で、梓はトウキササゲという漢名を間違って付けたと思われます。明治13年1月8日付けで新島譲にカタルパ種子を封筒(同士社大学資料室に保存)に入れて贈った実業家のバーニーもオハイヨ州に住んでいました。余談ですが徳富蘇峰は西洋梓として書いています。
平戸市・佐世保市・武雄市・黒髪山(有田)
平成29年5月3日~5月6日まで
「武雄の大楠」と「川古の大楠」は、樹齢3000年と推定されています。とくに、「武雄の大楠」は武雄神社の裏山にあり、パワースポットとして全国的にも有名です。撮影時には多くの外国人が見物されており、温泉や陶器市などと一緒に賑わっていました。
元気な新緑ですが、これからも乾燥と日焼けに注意です。トンネル出口の左側に自生していた大モミジを100m北側に移動した状態です。
話しは変わりますが、左のトンネル出口穴は2箇所ありますが、向かって右側の穴が小さいのにお気づきですか? この小さいトンネル出口は緊急脱出口・工事車両用などに使用するからだそうです。通行は左側のトンネルで幅員が12mで対面通行です。熊本地震の復旧も確実に回復していますね。
新緑が出始めていますが、このアカチャン新芽を大切にして強く育てることが樹勢回復への第1歩です。そのためには、根力をより充実・増量することです。とくに5月の晴天乾燥期に根元周辺が乾いて、樹体が水分ストレスになりますので注意です。葉色や葉の状態を観察すれば葉は少し小型化で葉縁は波を打っています。花がたくさん咲いていますが、これらがすべて結実すれば大きなエネルギーの損失で衰退化につながります。早めに花を摘む予定です。そのような管理は前代未聞ですね!!
トウオガタマノキ(モクレン科)はバナナの匂いがします。紅花種は珍しい。
御代の栄は、ヒラドツツジの白妙とアザレヤの王冠を交配して作出された園芸品種です。
九州地方で「ヨドガワ」と呼ばれる大輪の赤い花のツツジは、今では「ヒラドツツジ」と改称されています。「ヨドガワ」の名前の由来は大阪の淀川の流域に自生していた物を植木市場(久留米市)に持ち込み、それを地名で呼んだからと言われています。このツツジ類はモチツジが多く、西日本海のキシツツジや沖縄地方のケラマツツジなども拡大して呼ばれ始めました。昭和30年代後半に田村輝夫博士が平戸島のツツジ類を学術研究して、その変異の豊かさに驚き、「花が大輪で園芸的価値の高い常緑性のツツジ類」をヒラドツツジと命名されました。
熊本地震の震災による国道57号線の北回りバイパス工事で、阿蘇出口トンネルの延長線上にある大モミジの移植工事です。1月に移植した大モミジに新葉が出はじめており、これからも乾燥させないように養生管理をする予定です。阿蘇市車帰り水源地内。
樹高12.0m、枝幅15.0mで幹周は約2.6mの2本立ちです。総重量は浅鉢(直径3.0m)だったので12tでした。今回の新葉は樹体内のエネルギーで発生していますのでまだまだ観察が必要です。
寂心さんも若葉のころです。立入り禁止が解除されました。
カスミ桜が満開でした。
球磨郡相良村四浦の山中で、2年前に東京大学名誉教授の大場秀章氏が確認されました。開花時期が遅く、花に微毛があり、葉裏が輝いているのが特徴です。九州では珍しい桜です。