農林水産大臣認定 第316号
樹木医 今村順次
樹種 カタルパ(アメリカキササゲ)
樹齢 約100年
形状 樹高25m・幹周3.70m・枝幅30m
調査日 令和2年6月25日(木)
総合診断
令和2年の開花時期が少し遅く、花の大きさも以前の花と比較して小さくなっています。樹勢の衰退化が診られ、原因としては、根元周辺の土壌緊密化による根系の成長不良によるものと考えられます。葉も小さくなり、花数も少なく、樹冠に枯れ枝があります。取り急ぎ、実施すべきは台風による倒木(枝折れ)対策が最優先と考えられます。下枝は切り詰め剪定で、バランス良く剪定し切り口には殺菌剤・人工樹皮を塗布します。
落葉期に根元周辺(グランド)の土壌改良して空気の供給を増やし、根量の増加で、樹勢の回復を目指します。 6月25日に幹周を測定したところ3m70㎝でしたから、2014年に計測した3m53㎝より17㎝大きくなっていました。巨樹の記録更新ですね。
以上