主催 公益財団法人日本花の会
後援 一般社団法人日本樹木医会
令和3年11月25日に、国民会館(大阪)で第19回サクラ保全管理講座が行われました。コロナ禍での開催ですから、出席者が少なかったのですがリモートでの参加が150名以上と聞かされ、桜に関するスキルを高めたい人々が全国に多いことに驚きました。講師の先生や花の会のスタッフに感謝です。吉野山保勝会と地域の取り組みというタイトルで、福井良盟氏の講話がありました。西行の歌「ねがわくば花のしたにて春しなんそのきさらぎの望月のころ」をめぐっては、神戸大学名誉教授 木下資一氏のお話があり、樹木医の中村裕三氏は「地域のサクラを護り、育て、伝える」という演題で、成功したり失敗した例を詳しく説明していただきました。
翌日の桜アドバイザー会議は、コロナ禍で中止でしたが、2022全国さくらシンポジウムin岩国は山口県岩国市で開催されます。岩国城から望む岩国川、それに架けられた錦帯橋は感動です!! 山口県指定天然記念物「向島のカンザクラ」も迎えてくれます。この桜はヤマザクラとカンヒザクラの交雑種といわれており、樹高9m・幹周2.8m・枝張りは18m・樹齢110年です。