立田山ヤエクチナシを浅井東一先生が発見されて100年目を記念しての植栽で、国交省熊本河川国道事務所(白川出張所)の全面的な協力で完成しました。自生地での立田山ヤエクチナシは日照不足等で消滅した可能性があります。挿し木繁殖した苗(DNA保存木)で緑地帯を造り、絶滅しかかった立田山ヤエクチナシが国指定天然記念物であることを考え、「熊本ふるさとの樹木」として貴重な樹種であることを共に学んでほしい場所にしたい。
明午橋の橋詰に立田山ヤエクチナシ(泰勝寺系)だけで合計400本余りを群植しており、自生していた立田山(国指定天然記念物)を背景にして、熊本大学理学部も眺められる場所に植えさせていただきました。今年の開花時期には間に合いませんでしたが、しっかりと養生管理して来年は立派な純白の花が咲くように心がけしています。さらに芳香も白川の流れに沿って漂うと思えば心が癒されます。熊本市民の憩いの場としての「緑の区間」が立田山ヤエクチナシの植栽で楽しみが又一つ増えたと考えています。「緑の区間」を指導していただいた熊本大学の星野先生・増山先生には感謝しています。