熊本県指定天然記念物 唐笠松 枝折れと治療報告書

令和6年9月11日

 令和6年7月3日頃に、強風により大枝の亀裂部分から枝折れが発生しました。この亀裂は、5年前に確認して、今年度に治療する計画でした。この腐朽部は10年位前から亀裂が入り衰弱模様で心配していました。腐朽部は地上4.0m部分に存在しており治療困難な場所にあります。夏場でもあり、強い剪定や刈り込みは敬遠すべきです。枝折れした枝葉は、極端な衰退はまだありませんので、冬期の養生治療は注意すべきだと考えています。

1.枝折れ

1.枝折れ

2.枝折れ

2.枝折れ



3.南側全景

3.南側全景

4.腐朽部枝折れ

4.腐朽部枝折れ



 冬~春期に折木部位から、切断して鋭利な刃物で切り戻し、殺菌剤を塗布して乾燥させて乾燥防止と腐朽菌予防のために人工樹皮(ラックバルサン)を厚塗り予定です。
 全体的に葉の状況から生育は旺盛ですから、このままの管理養生を続けることが唐笠松を護ることに繋がると考えていますが、樹形的には不自然です。これからも腐朽部や枝葉の状態を診断しながら復元したいと考えていますが、もしも誰か何か良い方法をお持ちの方が居られれば御指導・提案をお願いします。

以上