熊本市でのソメイヨシノの標本木が、古町小学校に2本あります。相談部門での依頼でしたが、標本木が「こぶ病」に罹病していました。小枝に発病しているのは、山桜から感染した「こぶ病」の可能性があります。防除が困難な病気の一つです。
チハラザクラの原木は3年前の台風で倒木して枯死しました。チハラザクラは300年前以上に京都か関東から、何かの事情で持ち込まれたと考えられます。一枝に白花の一重、二重、八重咲きが開花する珍しいサト桜(オオシマ桜系)です。ソメイヨシノより3日~5日程度遅く花が開きます。
北部中学校緑化委員会(約60名)、北部中教職員(10名)の勉強会の講師を親子樹木医で務めさせていただきました。「寂心さんの樟」の地元であり、熱心な質問に感心しました。樹木の名前を覚えることからスタートです。