ムクドリ退散の一例・熊本市中央区

熊本市で一番大きな水道町交差点に植栽されているクスノキ(幹周約1.5m)が角々に4本あります。これらのクスノキがムクドリの「ねぐら」になり約5000羽が集団で居ついています。落下糞・悪臭・羽毛・鳴き声などによる被害が深刻な状態になっており、市民から苦情が出ています。市役所から、クスノキの剪定と景観についての相談があり、私は切り詰め剪定と養生再生についてのアドバイスをしました。

平成31年2月20日 クスノキ

平成31年2月20日 クスノキ

ムクドリ糞(センダンの実)

ムクドリ糞(センダンの実)

クスノキNO.2 切り詰め剪定後

クスノキNO.2 切り詰め剪定後

3月9日 電線などに約5000羽

3月9日 電線などに約5000羽

3月10日雨天 約1500羽

3月10日雨天 約1500羽

3月12日約1200羽

3月12日約1200羽

3月14日 約700羽

3月14日 約700羽

3月16日 47羽

3月16日 47羽

クスノキ切り詰め剪定後、この交差点から10日くらいでムクドリが全て退散しました。こ の大きな原因は、「ねぐら」を切り詰め剪定されて3月10日に雨が降り、雨宿りができない、風が強く羽が乱れる等の理由があるのかもしれません。他に餌場の変更、安全な場所を近くで見つけ、繁殖期に入ったなどの要因も考えられます。
3月17日は、ムクドリの姿は確認できず、0羽でした!!
いずれにしても、この場所からムクドリが退散したことは事実です。幸運だったかもしれませんが?

つづく