5月19日に熊本市中央区大江の白川左岸で低木クスノキから確認し、2匹採集しました。5月連休時までは、高木のクスノキ新葉には加害痕跡は発見できませんでしたが・・・。今年の初見です。
新葉の吸汁痕に炭疸菌(コロニー様態)が発生して黒斑(写真-2)が出ています。採集したカメムシはビニール袋に入れて観察しています。新葉はデリケ-トで、吸汁痕に発生した炭疽病の影響でストレスを感じて落葉(7月頃に)することになります。クスクダアザミウマ(6月)・クスオオアブラムシ(新芽青軸)より早く発生して加害していますので、従来の病害虫の発生パタ-ンとは異なります。クスノキ街路樹が害路樹と呼ばれる前に対策を考えましょう。