カシノナガキクイムシ

 ミズナラ(コナラ雑種)の被害木で、カシノナガキクイムシからのマスアタック(集中攻撃)されて枯死しています。根元に落ちたフラス(樹紛)は異様な臭いがしています。樹高20m・幹周2.8m・枝幅20mの大径木(写真-1・2・3)などが犠牲になり、原因としてカシノナガキクイムシが「カビ菌」を運び枯死につながったとされています。この夏は県内各地で枯れが目立ちます。
 写真は立田山(標高157.7m)での出来事ですが、被害樹種はツブラジイ、コナラ・アラカシなどの大径木に加害して枯死させています。さらに国指定の阿蘇北向谷原始林(標高200m~500m)にも被害が発生しており防除も困難で、発生が止まらず拡大している状況です。

穿孔痕・ミズナラ(写真-1)

穿孔痕・ミズナラ(写真-1)

フラス(樹紛)の堆積(写真-2)

フラス(樹紛)の堆積(写真-2)

ミズナラの枯死(立田山)写真-3

ミズナラの枯死(立田山)写真-3

ツブラジイとアラカシ(立田山)

ツブラジイとアラカシ(立田山)