新型コロナウイルスの感染防止の一環で公園は閉鎖中ですが、所有者の依頼により南阿蘇村役場から特別な許可をいただき入園しました。桜類は開花前後に治療の適期があります。観光客が居ないので、エアースコップで土壌改良・診断を行いたかったのですが雨天で中止しました。コフキタケ等の腐朽菌処理は国天然記念物「麻生原のキンモクセイ」で駆除した実績があります。気温13℃から18℃になればダニ・アブラムシが動き回るので殺虫剤を散粒し、地温14℃になれば、根系が発育しますので油粕を施肥するなどタイムリーな作業があります。枯れ枝も昨年より多くなり樹勢の衰退が止まりません。
この衰退の原因の一つに、根元南側の段差を無くすために盛り土した結果が現在の衰弱を招いたのではないかと考えています。経過観察が必要ですが、花香が漂いはじめていたのが唯一の癒しでした。
幼果菌核病については、南阿蘇地域の全域に発生していますので役場の担当者に病名・薬剤名と散布回数などの報告はしましたが、完治が困難な病気の一つです。